酔眼読書漂流記

読んだ本の紹介と感想などを、酒を片手にゴソゴソと綴っております

Kindle Paperwhite購入顛末

Amazonプライム会員になって、Kindleを割引価格で購入 ついにKindleを買うことを決意。今年の自分への誕生日プレゼントという口実で。 Amazonのプライム会員になると、Kindle代が4,000円オフになる。プライム会員の年会費が3,900円だからプラスマイナスゼロ…

鍵の掛かった男/有栖川有栖

同業の作家でありながら、畑違いで面識のなかった影浦浪子から有栖川有栖へ突然の相談を持ちかけられます。それは、大阪中之島にある銀星ホテルで亡くなった梨田稔についてでした。彼は、自室で首をつった状態で見つかり、警察は自殺と判断しました。梨田と…

満願/米澤穂信

米澤穂信を読むのは、「追想五断章」以来。その時も感じたが、なんとも枯れた文を書く人である。知らず昭和時代の作家のもの、と言われれば信じそうだ。 どれもビターなテイストの6編。謎解きのおもしろさと言うよりも、真相が分かることで見えてくる人の持…

「○○○○○○○○殺人事件」/早坂吝

第50回メフィスト賞受賞作。冒頭に読者への挑戦状がある。普通ここでは、著者からの「誰が犯人か当ててみたまえ」的なものになるのだが、ここではこの本のタイトルを当てろと言う風変わりなものになっている。◯が並んでいるタイトルは伏せ字で、ここになんと…

怪しい店/有栖川有栖

「店」を題材に火村とアリスのコンビが活躍する短編五編。 古物の魔 骨董品屋の店主が殺害される事件。この事件で興味を引くのはアリバイについてである。ああ、そういう使い方もあるのかと感心する。そして、モノの価値というものも考えさせられる。某番組…

その女アレックス/ピエール・ルメートル

なかなか高評価の一冊。いろいろなところでベストテンの1位に輝いている。 アレックスが何者かに誘拐監禁されるところから物語は始まる。殺意を持った誘拐犯に怯える彼女と、捜査に当たるパリ警視庁警部カミーユの二つの視点からの描写で話は進んでいく。何…

ハルさん/藤野恵美

父であるハルさんと娘のふうちゃん。母親の瑠璃子はふうちゃんが生まれて直ぐに亡くなり、以来親子ふたりだけの生活に。今日は、ふうちゃんの結婚式。式の当日に、ハルさんはふうちゃんとの思い出を振り返ります。 日常の謎系のミステリです。けれど、ミステ…

菩提樹荘の殺人/有栖川有栖

「若さ」をモチーフにした4つの短編。 アポロンのナイフ 東京で通り魔殺人が発生。犯人は高校生なのだが、警察の手を逃れ行方不明に。そんな折、大阪でも高校生の男女ふたりが殺害される事件が。通り魔殺人との関連は? 少年犯罪を扱った一編。そして、被害…

約束の森/沢木冬吾

あらすじ 元警視庁公安部の奥野侑也は、妻を何者かに殺害され、今はその喪失感を抱えたまま人知れず孤独に暮らしていた。そんな折り、かつての上司から仕事の話が持ち込まれる。東京から600キロほど北にある「モーターモウテル・光芒」の従業員として働かな…

首折り男のための協奏曲/伊坂幸太郎

久しぶりの伊坂幸太郎作品です。もともとは、バラバラに発表された7つの短編。それが一冊にまとまり、並べてみると、あら不思議。連作短編集として仕上がっています。どれも独立したお話なんですが、微妙にリンクして、全体でひとつの物語を紡ぎだす。このさ…

旅に出るゴトゴト揺られて本と酒/椎名誠

もともとは2001年に本の雑誌社から『日焼け読書の旅かばん』というタイトルで出版されたもの。『本の雑誌』の連載をまとめたものですね。それが筑摩書房より改題され文庫化となりました。ちなみに、椎名さんの筑摩書房からの本はこれが初めてとのことです。…